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日本動物事情

ためになる話

2019.02.27

日本ペットフード工業会が発表した犬・猫飼育頭数調査結果から、興味深い情報をお知らせします。

平成13年度は、全国での犬の飼育頭数が986万7千頭、猫の飼育頭数が751万7千頭となり、昨年に比べ犬の頭数は横ばい傾向、猫の頭数はここ数年微増傾向にあります。

犬の種別調査では、初めて雑種犬を純血種犬が抜き、飼い犬の54.6%が純血犬になっています。

ペットショップで犬を購入することが一般的となり、野良犬を拾ったり、だれかから子犬をもらいうけたりする機会が減ってきたためと考えられます。飼主マナーの向上や繁殖コントロールに対する意識が高くなってきていることを示しています。

一方、猫の飼育場所の調査では、「主に室内」と答えた人が57.8%で、「室内・屋外半々」又は「ほとんど屋外」と答えた人42.1%、を上回りました。飼育場所が屋外主流から屋内主流へと変化しています。

動物への思いが、単なるペットから家族として生活を共にするコンパニオンアニマル(伴侶動物)へと変わりつつあります。こうした飼主の意識変化から、室内飼いは今後も高まる傾向にあるようです。

世界的に見ても猫は屋内飼育の傾向にあり、日本では、東京都や北海道において行政レベルで猫の屋内飼育を推進しはじめました。今後、他の自治体でも啓蒙活動が進み、屋内飼育の傾向は、全国的な傾向となっていくものと思われます。

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