皆さんの大切な家族はみんな健康ですか?
人間であれば「頭が痛い」とか「歯が痛い」とか、いろいろ言葉にして表現できるのですぐわかってあげられますね。自分のことならなおさらです。
でも、動物達はとても我慢強くてよっぽどのことがないかぎり自分で何とかしようと思うようです。
具合が悪いのはできるだけ内緒にしておこうとするので、食欲や元気がないのに気付いた時はすでにかなり悪くなっていることがしばしばです。
ですから、病気を早期発見・治療するためには、飼主の皆さんの日頃からの注意深い観察と対応が必要となってきます。
身体からの排泄物というのは、体内の状態を知る上でとても多くの情報を与えてくれます。
メヤニ、涙、耳垢、鼻汁、よだれ、吐物、フケ、尿、便、陰部からのおりもの、出血・・・・
こういった物にいつも注意していましょう。
特に便と尿は、その気さえあれば毎日確認できる物です。どこで、いつトイレをしているかわからないとか、散歩中に放して勝手にトイレをさせてくるなどというのは、人間社会のマナーに反するだけでなく、動物達の身体のメッセージを聞こうとしないことと同じです。
今日からぜひ、物言わぬ動物達の身体の声をきいてみてください。
「・・・・」
ほら、「お腹が痛いよ~」って言っていませんか?