福島県福島市のペットの事なら ささや動物病院

スタッフ

  • HOME »
  • スタッフ

はじめに

創業者・前院長  太田 禅

開業を間近に控えたある冬の日、私は共に働いていく動物看護師さんを、求人に応募のあった6人の中から選び出さなければならない時を迎えていました。

「理想の看護師って、どんな人かな?」

すべてが始めての経験だった私には、人を選ぶ基準など何もありませんでした。面接では素敵に思えた人が、1日たったら、逆に物足りなく感じたり・・・・。不安定な自分の気持ちそのままに、とても迷っていたのです。大病院で婦長を務める叔母の話を聞けば、何か手がかりがもらえるかもしれない、そんな気持ちで問い掛けました。

私の問いに対して、叔母は首を傾げました。

「とても、一言では答えられないなぁ。私自身、未だにその問いに対する答えを探し続けている、というのが正直なところだもの。」

それでも・・・・。

可愛い姪っ子のために、真摯に答えようとしてくれた叔母は、やがて話し始めました。

「ある人の受け売りなんだけど・・・・。」

今は婦長さんの叔母が現実の看護に行き詰ってしまった20代の頃、当時の先輩に聞いた話だそうです。

『自分の周りを見てごらん。看護師には三つのタイプがあるのよ。“ドクタータイプ”“エンジェルタイプ””ロボットタイプ“というの。』

ドクタータイプ。
知識が豊富で、ある場面では医者にも負けない的確な判断・処置が出来る。

エンジェルタイプ。
限りなく優しく、常に患者さんの側に立って物事を考えられる。不安や痛みに対しても、他のタイプよりも患者さんの気持ちに寄り添える。

ロボットタイプ。
医者や上席の看護師の指示に従い、もくもくと仕事をこなしミスが少ない。個々の職務について極めて習熟度が高い。

『思い当たらない?』

自分自身も含めて、確かに他の看護師もどれかのタイプに当てはまることに驚いたそうです。

『それでね。理想としては、深い知識があり、患者さんの気持ちに寄り添える優しさも持ち、労を惜しまず高度な技術を駆使できる、ということなのだけど、それは誰にも出来ないと思うの。』

『でも、悲観しなくていいのよ。出来なくて当たり前。神様じゃないからね。』

『みっつとも100点というのは確かに無理なんだけど、かといってどれかが0点ってことも無い。誰だってみっつの要素を、すべて兼ね備えてるものよ。どの色が濃く出てくるかが、その人の持ち味ってわけね。』

『だから、チームワークが大切なの。一人では無理でも、チームとして、病院としてならみっつとも100点に近い看護が出来ると思うの。自分は自分の特性を伸ばしていって、チームメイトの足りない部分を補ってあげる。逆に自分の足りないところはカバーしてもらう。いいじゃない、助けてくれるいいメンバーに恵まれてるんだから。』

「そのお話を聞いて、とても気が楽になったのよ。自分ひとりで出来ることには限りがあるもの。」

「理想の看護師、という問いへの答えにはなっていないかもしれないけど、理想の看護、理想の医療ということなら、いいスタッフを集めることね。あなた一人でいろんな事背負い込んでも、長続きはしないよ。」

聞き終えて、「自分が、自分が」とばかり焦っていた私も、若き日の叔母と同じ様に気持ちが軽くなるのを感じました。

そうなんだ、私なんかに一人で何が出来るものか。何から何まで自分がやらなきゃという気持ち、それが責任感だと思っていたけれど、実はただの自惚れだったんだ。足りないところは、そう、肩肘張らずに力を借りることにしよう。素直にそう思いました。

「あなたは私と違ってドクターだから、勿論そっちの知識は十分よね。それに、エンジェルのタイプは強そう。そうね、一人だけを選ぶなら、自分が一番弱いと思われるところで力になってくれる方がいいと思うわ。」

ということで、最初のスタッフ(結婚により1999年退社)は、事務能力の高いしっかり者(私は数字が苦手でうっかり者?ですから)を選びました。

あれから8年、病院として「みっつとも100点」に近づけるようにと願い続けているうちに、スタッフの数も段々増えてきました。もちろん、個々の能力を向上させる努力は続けていかなければなりませんが、少しは理想に近づいてきたかな、と思っています。

時間を見つけては、入院している動物のそばに付きっ切りで、10分でも20分でも何か話し掛けている当院のエンジェル達。私の、いえ、当院のかけがえの無いメンバー達の紹介です。

TEL 024-558-4711 午前の診療 AM10:00~AM12:00
午後の診療 PM3:00~PM5:00
定休日は、毎週 木曜日・日曜日・祝祭日です

PAGETOP